鉄の常識を塗り替える~五十鈴中央(大和・富士)様で見つけた、未来を見据えたものづくり~

富士サービスセンター 工場
出典元:五十鈴中央株式会社様

「鉄の加工現場」と聞いて、皆さんはどんな光景を思い浮かべるでしょうか。重い鋼材を扱う緊張感、熟練した社員の背中……。2月25日、松本ESテックの社員が研修のために訪れた「五十鈴中央株式会社 大和サービスセンター様・富士サービスセンター様」は、そんな「鉄の加工現場」の固定観念を、鮮やかに塗り替える現場でした。このコラムでは当日の工場見学の様子や、五十鈴中央様及び五十鈴グループ様の取り組みについてご紹介します。

整えられた工場空間

工場 鉄
出典元:五十鈴中央株式会社様

松本ESテック社員が初めに訪問したのは「五十鈴中央株式会社 大和サービスセンター様」。センター内に足を踏み入れて驚かされたのは、その「整い方」でした。整理整頓され、システマチックに動く現場。自動化された生産ライン。そして、もう一つの「整い」。恐らく見学した松本ESテックの全社員が感じた「迎えてくださった社員の皆様のあたたかいお出迎え」。作業中の方も、移動されている方も、私たちを見かけると、とても気持ちよく「ご挨拶」くださいました。社員の皆様の意識の高さと、「礼節」の大切さを再認識させられた瞬間でした。

高い位置から見下ろせる現場作業

工場見学用の通路は工場の少し高い位置に設置されており、安全に、そして全体を見渡すことができる空間でした。最初に訪れた大和サービスセンター様で、特に幕張社員が驚いたのは、人が操縦せずに動く自動無人クレーンです。(松本ESテックでは天井クレーンの有資格者がこの作業を担っています)入庫情報、加工情報は全てATOM (Automatic Time Optimization Module)という基幹システムに登録され、システムが指示を出し、工場内で生産作業がない、無人の夜間に材料セットを完了させます。翌朝はセットされたコイルをカットするところから作業がスタートするため、生産効率は向上し、クレーン稼働による対人の事故はなし。安全対策としてもとても効果ある「自動化」です。

図書館の様な空間

コイル 自動倉庫
出典元:五十鈴中央株式会社様

午後訪れた富士サービスセンター様には、整然と並ぶコイル収納棚が、その存在感をアピールしていました。まるで巨大な図書館の様なその空間でも、システムに制御された無人クレーンは、迷いなく場所を特定して、コイルを運び出したり収納したりしています。作業指示書で人が動くのではなく、システムが導き出した最適解に機械が応える、そんな驚きの空間でした。

とにかくいたるところに、システムがある

プログラミング担当者のイメージ写真

五十鈴中央様で利用しているシステムは「ATOM」だけではありません。企業間で在庫部品を共有して助け合う部品在庫管理システム「kamameshi」、日々の工場内安全パトロールで「全社員」が同じ目線でチェックでき、職場環境改善のサポトートとして利用されている「G-kss」、ロジスティクス部門のトータル物流基幹システム「AIR(Artificial Intelligence Route)」。いたるところにシステムがあり、人とシステムの役割が分担された、次世代サービスセンターでした。

グループ全体で未来を見つめる

リサイクル ペーパー

部品管理から複雑な工程の組み立て、出荷に至るまでがほぼシステム化、自動化されている五十鈴中央の皆様をはじめとした、「五十鈴グループ様」の視線は、「目の前の作業」の先にある、「未来」へと向けられていました。五十鈴グループ様は開発したシステムのコンサルタントをはじめ、SDGsや地域貢献、リサイクル、その他さまざまな活動を積極的に行い、「よりよい」社会を目指す取り組みを実施されています。

 「整理整頓」という名の、最強のインフラ

システムがどれほど進化しても、それを生かすのはやはり「人」の規律です。床に引かれた一本のライン、一点の曇りもない棚、整然と並ぶ部品など。最新鋭の無人機がその性能を100%発揮できるのは、現場の一人ひとりが「基本の徹底」を実施しているからに他なりません。ハイテクノロジーと、人間の誠実さ、この二つが、五十鈴という組織を力強く動かしているのだと実感しました。

まとめ

いかがでしたか。「鉄商材を扱う」というところは、当社と同じような業界である五十鈴中央様ですが、「システム」と「人」の連携、特に自動化されている工場内の動線や役割分担は、その分野ではまだまだ開発余地がある、当社現場社員にとって、勉強になることばかりでした。さらには「ものづくりの未来」だけでなく「地球規模の未来」を創造されている五十鈴グループ様の取り組みを拝見し、松本ESテックも「より豊かな社会のためにできること」を改めて考えさせられる1日となりました。五十鈴中央の皆様、五十鈴グループの皆様、お受入れ頂き、ありがとうございました!