松本ESテック株式会社
電磁鋼帯とは?

鉄損値、磁束密度および透磁率等の優れたケイ素鋼帯、低炭素鋼板および純鉄の総称。モーター、発電機等の鉄心に使われるのは、主として純鉄に2〜3%のケイ素(Si)を含ませた「ケイ素鋼帯」です。鋼帯に流れる渦電流損を少なくするためには、できるだけ薄く圧延し絶縁処理することが望まれ、1枚1枚を金型で打抜き積層して使用されています。

種類とおもな用途

電磁鋼帯は方向性、無方向性の2種類あり、当社の扱う電磁鋼帯は無方向性です。

方向性電磁鋼帯

鉄の磁化しやすい結晶方位が圧延方向のみに揃うように製造された電磁鋼帯で、高磁束密度、低鉄損、低磁歪等のすぐれた特性を備えています。主に電力用変圧器、配電用変圧器等に使用されます。

無方向性電磁鋼帯

鋼帯のすべての方向にほぼ均一な磁気特性が得られるように製造され、焼鈍処理により、低鉄損、高磁束密度が達成される電磁鋼帯で、あらゆる機器の高効率化用途に適していて、主に小型精密モーターや電気自動車モーターに使用されます。


電磁鋼帯は板厚が薄い程、コアの鉄損が減り、完成したモーターの性能が良くなります。そのため、最近のモーターに求められている、省エネ、高効率、小型化への対応のために、モーターコアに使用される電磁鋼帯の板厚が、従来の0.5mmから薄板化へと進んでいます。現在、量産品では最薄で0.2mmの板厚が小型モーターに多く使用されるようになりました。

しかし、材料の薄型化によって、量産化には高い技術が求められます。鋼板を打ち抜く金型部品(刃物)のパンチとダイには、クリアランスと呼ばれる隙間があり、この隙間が正しく維持されていないと、打ち抜かれた製品の精度を保つことができません。クリアランスは板厚に比例して小さくなり、0.5mm厚のクリアランスが約25ミクロンであるのに対し、0.15mm厚では数ミクロンの隙間となってしまいます。また、金型は多くの部品の組み合わせで出来ているため、熱の影響を受けると大きな累積誤差が生じてクリアランスを維持するのが難しくなります。

このような条件から、超精密モーターコアの製作には、高度な技術と繊細な品質管理を要するのです。



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